【未来に先回りする思考法】点ではなく線でとらえよ
未来に先回りする思考法 [ 佐藤 航陽 ]
未来を予測することは不可能で嘘くさい話のように思えますが、本書では現在存在する技術やテクノロジーの生まれた理由と本質を紐解くことにより、一定のパターンを見つけ未来を推測するという正攻法が記載されています。
なぜ、GAFAといった企業が時価総額のTOPを占めるような企業に発展したのか。
そこには、偶然ではない必然のパターンが隠されていたのです。
テクノロジーの進化は、点ではなく一本の線で語ることができます。
テクノロジーの本質は、「人間の拡張」、「人間への教育」、そして「手のひらから宇宙への広がり」という3つの観点で説明することができます。
GAFAもこの3つの本質を押さえ、テクノロジーを点ではなく線として捉えていたからこそこのような発展をすることができたのだと思います。
スティーブジョブズの点と線の話も有名ですが、物事をより俯瞰的にみることの重要性を本書でも語られています。
結局アイデア自体は将来における点である。時間の経過とともに、ピースが埋まり、進化の線に取り込まれる。
では、物事を線でとらえるにはどうすればよいでしょうか?
私は、起こっている事象の原因や理由などを突き詰めることが一つ有効な方法だと思います。
なぜ、スマートフォンがここまで普及したのか?
なぜ、日本で少子高齢化が進んでいるのか?
これらを考えていくことで、事象の本質が見えて、線として物事を捉えることができると思います。
日々生活していく中で、当たり前を当たり前とせずに疑問を持つ癖をつけていきたいと思いました。
それを習慣化することにより、未来に先回りする思考法の基礎ができてくると思います。
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