はじめに~組み込みシステムエンジニアへの道のり~

2021年7月10日

みなさん、こんにちは。
トムです。

新たに「組み込みシステム」というカテゴリを作成しました。
今回は、本カテゴリを作成した経緯と目的などについて書いていきたいと思います。

人材不足が続く組み込みシステムエンジニア

組み込みシステムが用いられている機械といえば、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか?
洗濯機、冷蔵庫、テレビ、PCなどの身の回りの家電製品や、駅の改札機やスーパーのレジまで、ありとあらゆるところに組み込みシステムは使用されています。
現代社会の中ではなくてはならない存在といっても過言ではありません。
組み込み系のエンジニアは、このような機械に組み込まれたコンピューターを制御するシステムを作るエンジニアのことです。

そんな組み込み系のエンジニアは、人材不足が続いています。

IoTの普及が今後も続いていく中で、組み込み系システムを開発できるエンジニアのニーズは高まってきます。一方で、組み込み系システムは次に示すように学ぶ範囲が多岐に渡り、また長期間の実務経験を必要とするので、一人前と呼べるまでの難易度がかなり高いと言えます。

組み込みシステムエンジニアに求められる知識やスキル

プログラミングスキル

まずはじめに、プログラミングスキルが挙げられます。
ハードウェアに命令を出すのは、プログラムの仕事です。
特に組み込み系エンジニアが使用する言語は、CやC++、アセンブリといった言語が多いそうです。
CやC++などの言語は概念の理解などが難しいので、独学だと挫折する可能性がありますが、汎用性が高いので将来の活躍の幅は広がると思います。

電気電子

次に、電気電子関連の知識です。
やはりマイコン等を利用するので、避けては通れない分野だと思います。
基本的な回路の知識がないと、マニュアル等を読んでも理解することが難しいでしょう。
私は、電気電子系出身ですが大学時代の内容はけっこう忘れてしまっているので、復習が必要になってきます笑

ハードウェア

次は、ハードウェアです。
これは、電気電子も含まれますが、主にコンピュータの仕組みに関する知識です。
どのようにコンピュータが動いているか、CPUやメモリなどの仕組みはどうなっているかという知識が問われます。
現在、実際に仕事をやっていく中で、このような知識がたくさん必要であるということを痛感しています。

システム設計

システムを設計するには、設計図を書く必要があります。
顧客の要求を分析して、具体的なシステムに落とし込むためには、設計図の書き方などを学ぶ必要があります。
最近私が研修でやったのは、UMLを用いたシステムのモデル化です。
設計図を書くにもオブジェクト指向などの知識等を学ぶ必要性が出てくるでしょう。

英語力

英語力は必要ないと思われる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません笑
マイコン等のマニュアルは英語で書かれていることが多いです。
日本語で調べても検索でヒットしないことも多いです。
また、私に関して言えば関係部署が外国人ばかりのところもあります。
英語はとても必要なスキルですが、別のカテゴリーに英語カテゴリーがあるので、そちらで詳しく対策等を書いていきたいと思います。

管理力

最後に管理力です。
システムが大規模になればなるほど上位層の管理能力が問われます。
スケジュール管理から各チーム間の調整など、幅広い基礎知識があることは前提で管理していかなければいけません。
実務経験がものを言い、簡単にはつけることができない能力だと思います。

エンベデッドシステムスペシャリスト

以前のブログで、エンベデッドシステムスペシャリストの試験を受験することを宣言しましたが、なんと春期試験ではなく、秋期試験(10月頃)になってしまいました。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/topic_20201207_1.html
(IPA 情報処理推進機構より)

そのため、少し時間に余裕ができたので、エンベデッドシステムスペシャリストの勉強をしながら、学んだことをYoutubeなどで発信していきたいと思います。
アウトプットを出すことで知識の定着を促進します。
また、みなさんと共有することで間違いなどがあれば指摘していただき、試験勉強に活かしていきたいと思います。

エンベデッドシステムスペシャリスト合格は、組み込みシステムエンジニアへの第一歩だと考えて、全力で頑張っていきたいと思います。

雑記

Posted by okuribito