インセプション
概要
本作は2010年のSFアクション映画。クリストファー・ノーランが監督・脚本を手掛け、妻であるエマ・トーマスとともに製作した。出演者は、レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙ら。第83回アカデミー賞では、作品賞・脚本賞などの8部門でノミネートされ、撮影賞、視覚効果賞、音響編集賞、録音賞を受賞。
インセプション [ レオナルド・ディカプリオ ]
ストーリー要約(ネタバレ含みます)
人の潜在意識に潜り込むことで情報を抜き出すことができる主人公のコブ。彼のもとに実業家のサイトーから仕事の依頼が舞い込む。
情報を抜き出すことができるのであれば、逆に情報を植え付けることも可能ではないか。
ライバル企業を倒産に追い込むために、会長の息子のロバートの潜在意識に潜り込むことで、会社倒産という意識を植え付けるという、一見不可能に思えるミッションにコブは挑む。
このミッションを達成するためには、夢の階層を何段階にも分けて用意する必要があった。コブは、夢の設計者や強力な鎮静剤を作る調合師などその道のプロをメンバーに加えた。
ロバートは潜在意識への外部からの侵入を防ぐための訓練を受けており、コブたちは第一階層のロサンジェルスで武装集団からの攻撃を受ける。通常のミッションであれば夢の中で死ねば目覚めるのであるが、強力な鎮静剤を打っている今回のミッションでは、虚無の世界に堕ちてしまう。そこで、夢の世界では一階層上の世界よりも時間の進み方が遅いという規則を利用し、第二階層へと潜入する。
第二階層の舞台はホテル。ここで「ミスターチャールズ作戦」を開始する。ターゲットにこれが夢であることを教えることで混乱させ、さらに深い階層へと誘導する。
第三階層の舞台は雪山の中の病院。ロバートに会長である父親から偽の遺言を聞かせる予定だったが、突然モルが現れてロバートを射殺してしまう。
虚無の世界に潜り込むことで、ロバートを救出しようとアリアドネから提案があり、虚無の世界に入る。虚無の世界で見つけたロバートを高層ビルから落とした衝撃により、ロバートが生き返り、キックのタイミングで上位階層に戻っていく。
ミッションが成功し、サイトーはコブの過去の犯罪歴を抹消するような手続きをした。
最後、コブはトーテム(コマ)を回す。父親コブと再会し大はしゃぎする子供が背景に映し出されている中で、コマが今にも倒れそうな場面で映画は終了する。
感想
この映画では、様々なルールが存在しとても複雑な設定になっています。
夢の多重構造と世界観を理解するためには、1回だけでは不十分ではないかと思いました。
ただ、世界観としては私はとても好きで、最後のコマが回り終わるか終わらないかで映画がエンディングロールを迎えるのは、映画を鑑賞している我々にこれが現実かどうかを問いかける演出になっていて面白いと思います。
クリストファー・ノーランの作品はとても好きなので、他の作品もレビューしてみたいと思いました。
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