ファイト・クラブ
概要
本作は、1999年製作のアメリカ映画。出演者はエドワード・ノートンやブラッド・ピット。
イギリスの映画雑誌「エンパイヤ」が発表した「歴代最高の映画ランキング500」で10位にランクインした映画で、今なお根強い人気を誇っています。
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ストーリー要約(ネタバレ含みます)
主人公「僕」は、自動車会社のリコール調査員として働いていましたが、物質的には満たされつつも心は満たされず、不眠症に悩んでいました。
医者に勧められ、がん患者などの重い病気に苦しむ人たちの集いに参加し、そこでマーラと出会います。一時は改善した不眠症でしたが、平穏な日々が徐々にかき乱され始めます。
そんな中、飛行機で偶然出会ったタイラー・ダーデンという男と、二人で素手で殴りあう会員制の地下組織「ファイト・クラブ」を立ち上げます。「僕」は会社での悩みなどを解決していきました。
ところが徐々に、クラブの会員はタイラー率いるテロ集団「スペース・モンキー」へ変貌。彼らの大規模な金融ビル破壊計画を知り、阻止しようと動き始めました。
「僕」は、実際にはタイラーは存在せずに、自分の別人格の人間であることを気づきます。
金融ビルに仕掛けられた爆弾を解除しようと、突入し自ら仕掛けた爆弾を解除することに成功します。しかし、再びタイラーが暴走し、爆弾をセットしてしまいます。追い詰められた「僕」は自分=タイラーを止めるために、自分の顎に銃を突きつけます。(実際に打ったのは頬で、タイラーは頭を打ちぬいて自殺したと思いこみ、消滅します。)
感想
最初この映画を見た時は、途中まで正直内容がよくわからなかったです。
ただ、最後の方に衝撃の事実が分かった時に、いままでの伏線がいっきに回収されてとても面白かったです。
本作は、サブリミナル効果を鑑賞者に与えています。サブリミナル効果とは、知覚できない速さの刺激を与え、潜在意識に影響を及ぼすことです。衝撃的な事実に関連する映像が、映画のところどころで流れ、実は私たちの潜在意識に知らない間に刷り込まれていったのだと思います。
コマーシャルのサブリミナルにより購買意欲を操られる消費主義社会を批判した問題作として、とても面白い作品だと思いました。2回目見るとより楽しめるかもしれません。
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